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池田まゆみ Mayumi Ikeda (美術工芸史家 Art Historian)

   

陶磁器、ガラス工芸、銀器などテーブル・アートに関連する西洋工芸の歴史や、その背景にある生活文化の研究と紹介を行っています。 「研究」というと堅苦しくなりますが、生活を楽しく演出するための知恵として、皆さんが美術や工芸に接するとき、その楽しさや喜び、またその深さ、「妙味」を味わっていただくための、案内役としてお役に立てることがわたくしの喜びです。

略歴

1954年東京生まれ。学習院大学フランス文学科卒業、学習院大学大学院人文科学科博士課程修了。 ガラス、陶芸、金工(銀器・ジュエリー)、室内装飾などヨーロッパの装飾美術を中心にした歴史と、その背景にある生活文化を研究。 インディペンデント・キュレーターとして美術展の企画監修、講演、執筆を行う。

北澤美術館研究企画員、日本大学藝術学部デザイン学科非常勤講師、日本ガラス工芸学会理事、国際香りと文化の会会員。

著書・翻訳ほか

『ルネ・ラリック-光への軌跡』(平凡社)、『世界ガラス工芸史』共著(美術出版社)、アントニオ・ネリ著『ラルテ・ヴェトラリア-17世紀初頭のガラス製造術』共訳(春風社)、「バカラとルネ・ラリックの香水瓶」、「万国博覧会の工芸と香り」、「食卓の文化史」(以上国際香りと文化の会会誌VENUS掲載)

展覧会その他

1988年「ルネ・ラリック展」東京都庭園美術館、1989年「ザ・トリック」東京松屋銀座、1998年「アール・ヌーヴォーのランプ展」船橋西武美術館、1990年「アール・デコのガラス展」東京松屋銀座、1995年「動物彫刻エドゥアール・サンド」東京都庭園美術館、2000年「ルネ・ラリック1860-1945」東京都庭園美術館他、2001年「光の幻想ルネ・ラリック展」監修:岐阜市歴史博物館他、2002年「スタニスラフ・リベンスキー&ヤロスラフ・ブリフトヴァー、ガラス彫刻展」監修:明冶神宮本殿、2003年「国立エルミタージュ美術館エカテリーナⅡ世のセーヴル磁器展」監修:東京日本橋三越他、2005年「ルネ・ラリック-光への軌跡展」監修:美術館えきKyoto、東京日本橋高島屋他、2005年「三菱一号館美術館」設立コンサルタンス・メンバー、2006年「国立エルミタージュ美術館秘蔵ガレとドーム兄弟」監修:渋谷文化村ミュージアム他、2008年「ドーム・ガラスの美展‐創造する伝統」監修:明石文化博物館他、2009年「国立エルミタージュ美術館エカテリーナ2世の四大ディナーセット」監修:東京都庭園美術館他、2009年「生誕150年-ルネ・ラリック-華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」監修:国立新美術館